かほみんガレージ

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なぜ、今マニュアル車に乗るのか

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どうも、かほみんです!

 

さて、今日の話題はマニュアル車'です。

 

みなさん、マニュアル車(以下MT車)についてどう思いますか?

 

面倒くさいしオートマチック車(以下AT車)に比べてメリットがないから乗りたくないと思う方もいれば、いやいや自分はMT車でなければダメなんだという方もいらっしゃると思います。

 

そんなMT車ですが、近頃は数が減りながらも地味に人気を集めているのです。

今回はAT時代、というよりEV化に向けて変速機が無くなっていく時代に、なぜ人は手動変速にこだわるのか考えたいと思います!

 

MT車の新車販売は全体の1%に過ぎない

 今朝の日刊自動車新聞によりますと、現在の新車登録台数におけるMT車の比率はわずか1%程度に留まっているそうです。

MT車のラインアップ時代が減少しており、例えば三菱やスバルは現在一台もMT車を販売しておらず、ダイハツハイゼットコペンのみ。日産やホンダもMT車の数を減らしており、現在車種ごとにMT設定が多いメーカーはトヨタマツダ、スズキに留まっています。

なぜMT車は一般大衆にウケないのでしょうか、理由はいくつかあります。

 

  • MT車のスムーズな運転にはある程度の技術が必要
  • クラッチやミッションは運転者の技量によって寿命が左右される
  • その手間やリスクを嫌うユーザーが一般的には大多数
  • 価格や燃費面でも以前ほどMT車に優位性がない
  • トランスミッションの技術進歩で変速スピードでも今はATが上

 

これだけ見ましてもMT車にメリットってあるの・・・?

って思っちゃうかもしれません。

 

実際、その通りです。

 

ハッキリ申し上げまして、効率はもちろんサーキットにおけるコンマ1秒の速さを求める次元に至っても、現在の技術ではMT車よりAT車のほうに軍配が上がります。

 

増してや時代は電動化。

 

MT車はいずれ消滅することが定められた代物なのです。

ですが未だに人々の声を聞けばMT車を望む声が聞こえてきますし、実際MT車というだけで中古相場が上がってしまうほどMT車は注目を浴びています。

少数派ではありますが、MT車は求められている存在なのです。

 

ですが、なぜあらゆる面で今のAT車に優位性を見いだせないMT車が今、求められているのでしょうか。

 

 

ラクさや効率なんかより、操る楽しさ

 

MT車に乗りたい層の大半・・・というより殆ど全員でしょうか、AT車にあるようなラクさや効率の良さは求めていません。

少なくとも最初に親から譲っていただいたkeiスポーツ以外、全てMT車を乗り継いでいる自分の例を言いますと、MT車を買う最大の理由は運転を楽しみたいからです。

 

価値観は色々あると思います。

全ての人が運転が好きなわけではないので、運転に必要な操作は少ないほうがいいと考える人もいますが、その逆も当然います。

なのでこのAT車の時代に、あえてMT車を選ぶ人は

 

  • 運転が好きで運転を楽しみたい
  • MT車に乗っていると車を運転しているという快感を覚える
  • ヒール&トゥやクラッチ蹴りなどMT車特有のドラテクが楽しい
  •  AT車を運転していると左半身に寂しさを覚えてしまう
  • ご高齢の方でMT車のほうが慣れている

 

という、趣味や慣れといった理由があります。

 

ラクさや効率、速さよりも楽しさを重視する。

 

そういった価値観を持った方がMT車を選ぶのです。

 

MT車というだけで中古車が値上がり中

そんなMT車ですが、新車のMT車が減少する中で、やはりMT車が欲しいという層も全体でみれば少数派ですが、数字にしてみれば決して少なくない人数ではあります。

 

そして現在、国外での日本車人気も相まって、日本で流通している中古のMT車が爆発的な値上がりを見せています。

少し前なら価値がつかなかったようなクルマでさえ、MT車という理由で同じ車種の低走行なAT車より高いという事さえあるのです。

 

 何度もいいますが、MT車を求める層は全体的には少ないです。

少ないですが、母数が多いので少なくても人数自体は多いのです。

 

そしてMT車を欲しいと思っても、新車のMT車は減少傾向にある事と、全ての人が新車を買える財力があるわけではありませんし、全ての人が新車を好きというわけではありません。

乗りたい車が中古車にしかないという人もいます。

むしろそういう人も含めたら、MT車が好きな人はMT車の新車を買う人より多いかもしれません。

 

娯楽として、楽しみとして、MT車は未だ根強い人気を持っています。

 

多分コレを読んでいる方は大なり小なり、クルマが好きな方かと思いますので、価格が高騰したりEV時代の到来で買えなくなる前に、是非クラッチを踏んでシフトノブをガチャガチャするカーライフを送ってみませんか?