なぜ、今マニュアル車に乗るのか
どうも、かほみんです!
さて、今日の話題はマニュアル車'です。
みなさん、マニュアル車(以下MT車)についてどう思いますか?
面倒くさいしオートマチック車(以下AT車)に比べてメリットがないから乗りたくないと思う方もいれば、いやいや自分はMT車でなければダメなんだという方もいらっしゃると思います。
そんなMT車ですが、近頃は数が減りながらも地味に人気を集めているのです。
今回はAT時代、というよりEV化に向けて変速機が無くなっていく時代に、なぜ人は手動変速にこだわるのか考えたいと思います!
・MT車の新車販売は全体の1%に過ぎない
今朝の日刊自動車新聞によりますと、現在の新車登録台数におけるMT車の比率はわずか1%程度に留まっているそうです。
MT車のラインアップ時代が減少しており、例えば三菱やスバルは現在一台もMT車を販売しておらず、ダイハツもハイゼットやコペンのみ。日産やホンダもMT車の数を減らしており、現在車種ごとにMT設定が多いメーカーはトヨタ、マツダ、スズキに留まっています。
なぜMT車は一般大衆にウケないのでしょうか、理由はいくつかあります。
- MT車のスムーズな運転にはある程度の技術が必要
- クラッチやミッションは運転者の技量によって寿命が左右される
- その手間やリスクを嫌うユーザーが一般的には大多数
- 価格や燃費面でも以前ほどMT車に優位性がない
- トランスミッションの技術進歩で変速スピードでも今はATが上
これだけ見ましてもMT車にメリットってあるの・・・?
って思っちゃうかもしれません。
実際、その通りです。
ハッキリ申し上げまして、効率はもちろんサーキットにおけるコンマ1秒の速さを求める次元に至っても、現在の技術ではMT車よりAT車のほうに軍配が上がります。
増してや時代は電動化。
MT車はいずれ消滅することが定められた代物なのです。
ですが未だに人々の声を聞けばMT車を望む声が聞こえてきますし、実際MT車というだけで中古相場が上がってしまうほどMT車は注目を浴びています。
少数派ではありますが、MT車は求められている存在なのです。
ですが、なぜあらゆる面で今のAT車に優位性を見いだせないMT車が今、求められているのでしょうか。
・ラクさや効率なんかより、操る楽しさ
MT車に乗りたい層の大半・・・というより殆ど全員でしょうか、AT車にあるようなラクさや効率の良さは求めていません。
少なくとも最初に親から譲っていただいたkeiスポーツ以外、全てMT車を乗り継いでいる自分の例を言いますと、MT車を買う最大の理由は運転を楽しみたいからです。
価値観は色々あると思います。
全ての人が運転が好きなわけではないので、運転に必要な操作は少ないほうがいいと考える人もいますが、その逆も当然います。
- 運転が好きで運転を楽しみたい
- MT車に乗っていると車を運転しているという快感を覚える
- ヒール&トゥやクラッチ蹴りなどMT車特有のドラテクが楽しい
- AT車を運転していると左半身に寂しさを覚えてしまう
- ご高齢の方でMT車のほうが慣れている
という、趣味や慣れといった理由があります。
ラクさや効率、速さよりも楽しさを重視する。
そういった価値観を持った方がMT車を選ぶのです。
・MT車というだけで中古車が値上がり中
そんなMT車ですが、新車のMT車が減少する中で、やはりMT車が欲しいという層も全体でみれば少数派ですが、数字にしてみれば決して少なくない人数ではあります。
そして現在、国外での日本車人気も相まって、日本で流通している中古のMT車が爆発的な値上がりを見せています。
少し前なら価値がつかなかったようなクルマでさえ、MT車という理由で同じ車種の低走行なAT車より高いという事さえあるのです。
何度もいいますが、MT車を求める層は全体的には少ないです。
少ないですが、母数が多いので少なくても人数自体は多いのです。
そしてMT車を欲しいと思っても、新車のMT車は減少傾向にある事と、全ての人が新車を買える財力があるわけではありませんし、全ての人が新車を好きというわけではありません。
乗りたい車が中古車にしかないという人もいます。
むしろそういう人も含めたら、MT車が好きな人はMT車の新車を買う人より多いかもしれません。
娯楽として、楽しみとして、MT車は未だ根強い人気を持っています。
多分コレを読んでいる方は大なり小なり、クルマが好きな方かと思いますので、価格が高騰したりEV時代の到来で買えなくなる前に、是非クラッチを踏んでシフトノブをガチャガチャするカーライフを送ってみませんか?
ぶっちゃけ頭文字Dのようなバトルは現実ありえるのか?
どうも、かほみんです!
ところでクルマ好きの皆様は、多分みんな見てたと思います。
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家業の手伝いとしてAE86スプリンタートレノで豆腐配達のため、中学生の頃から5年間毎朝秋名山を走り込んでいた主人公・藤原拓海が、群馬エリア最速クラスの走り屋たちと出会い、次第に峠の走り屋として成長していくこの物語。
作中では数々のバトルが繰り広げられていましたが、ここで皆さん疑問に思うことがあると思います。
あの頭文字Dで行われていたようなバトルは、現実の走り屋さんもやっていたのだろうかと。
結論からすると、YESともNOとも言えます。
実は筆者かほみんも、大変お恥ずかしながら峠を走っていた若気の至りな時期もありますので、あくまで地元の山や走ったことのある山の例、聞いた話等を紹介したいと思います(もちろんスポット名は伏せさせていただきます)。
・現実では先行後追い方式が主流
頭文字Dでは2台並んで「スタート」の掛け声と同時にロケッタスタートで速さを競うバトルと、主に佐藤真子戦や秋山渉戦、その後のいろは坂やプロジェクトD編の主流であった先行後追い方式が主なバトル形式です。
まず初めに言いますと、まず前者のバトルは少数派でしょう。
やっている場所もあるかもしれませんが、リスクの高さや等から基本的にはないものと思われます。
少なくとも自分は見たことありません。
もう一つの先行後追い方式。
こちらのほうが現実では主流でしょう。
各峠のローカルルール(その山をホームコースとする人たちが決めた走行区間などのルール)にもよりますが、ぼくが走った事のある峠はホームコースとしていた北国の某峠も含め、全てがこの方式でした。
ただ頭文字Dと決定的に違うのは、あらかじめ「あいつとバトルする」と決めて行われるバトルは少数でしょうし、県外遠征などのチームが来ることも当時はあったかもしれませんが、現在では殆ど皆無といっても過言ではないでしょう。
もしかしたらやっている地域はあるかもしれませんが・・・。
現実でよくあるバトルの多くは仲間内で「楽しく走ろう」「身内で速い人に引っ張ってもらったり追っかけてもらったり」というパターンか、それっぽい車を見かけて追いかけてきたり、ゆっくり走っている時に追いつかれた時に勃発する突発的なバトルが殆どです。
果たしてこれがバトルと呼べるかはわかりませんが、当人がバトルと思えばバトルと言えるでしょう。
もちろん純粋に速さを求めて、競い合っている人はいます。
一方で楽しければそれでいいと速さより走ることを楽しみ、その過程で勝つ喜びもあれば負ける悔しさ、得るものがあります。
ぼく自身かなり遅いほうでしたが、それでもやっぱり仲間同士で走るのも突発的なバトルも楽しかったですし、「●●コーナーを過去最高のボトムスピードで曲がれた」とか「パワーで勝る●●のクルマにコーナーで追いつけた」とか「あそこを上手く立ち上がれたからその先のストレートで初めて1××km/hまで伸びた」 とか、自己満足の世界ですが走ることを楽しんでいました。
でもエッチな話をしている時間のほうが長かったのはここだけの話です笑
もちろんこの行為は世間的には絶対NGなことですが、そういう説教じみたことを言える立場ではないのであえてこの場では何も言いません。
地元のホームコースとしていた峠、本州にいた頃に走っていた峠、遊びに行ったことのある峠も、大体こんな感じでした。
話が脱線しましたので、戻しましょう。
改めて結論です。
頭文字Dのようなバトルはありえるのか?
答えは「ありえるが、大半は先行後追い方式で、尚且つ仲間内で切磋琢磨するか楽しむ、あるいは突発的に起こるものが大半」で、頭文字Dのようなスタートダッシュを決めたり県外遠征チームと真面目にバトルすることは殆どありません。
くどいようですがもしかしたりやっている地域はあるかもしれませんが・・・。
ただし結局のところはアンダーグラウンドの世界。
決して表立って自慢するべきことではありませんから、実際に見たことのある狭い世界でしか喋れないのも事実なので、結論とは言いましたが必ずしも正解とは限らないことはご了承ください。
最後に。
公道では道路交通法を守って安全運転をしましょう。
お前が言うな感は満点ですが、やるならサーキットで!
どうしてもストリート走りたかったら人気のない場所でこっそりやりましょう。
それではまた!
実はハードルが低いサーキット走行のおすすめ!
どうもこんにちは、かほみんです!
今回はサーキット走行について、少し喋ろうかなと。
普段走られている方はともかく、一度も走ったことがない方はぶっちゃけサーキット走行についてどう思われますか?
走ってみたいという方は結構多いと思います。
ですが最初は不安ですし、抵抗もありますよね?
ぼくも最初はそうでした。
- 常連ばかりが集まっていて敷居が高そう
- スポーツカーをチューニングしないと走れなさそう
- 10万円とか平気でかかりそう
そんなことはありませんよ!!
サーキットは決してハードル高くはありません!
今回は車と最低限の装備さえあれば走れるサーキット走行のお話です。
まずサーキットを走る上で必要なものですが、以下の通りです。
- 長袖長ズボン(動きやすいもの、普段着ているものでOK)
- 運転しやすい靴(普段使っているスニーカーなどでOK)
- ヘルメット(フルフェイスなら安物でも何でもOK)
- グローブ(滑らない材質の物なら何でもOK
- 車(曲がる止まるに問題なければAT車でも軽トラでもOK)
- 走行料金(だいたい数千円から1万円台くらいです)
ね?
ヘルメットさえあれば普段使っているものだけで事足りると思います!
もっと細かく説明しようと思います。
・服装/メット・グローブ
まずは服装については本当に長袖長ズボンで尚且つ動きやすければ何でもいいです。普段着でも、パーカー・スウェットでも、作業着でも、別にレースではないのでレーシングスーツは必要ないですよ!
ヘルメットに関しても、ぼくが普段使っているのは二輪館で買ったバイク用の1万円もしない安物フルフェイスですし、グローブだって滑らない材質ならなんでもいいです。
走行会とかですとメット・グローブは貸し出ししている場合もありますので、主催に確認をとってみるのもいいでしょう。
・車両
サーキットを走っているクルマはランエボとかRX7とか、そういったスポーツタイプのクルマが主流だと思います。
ではスポーツカー以外は走れないのかというと、決してそんなことはありません!
僕の例ですと、過去サーキットに持ち込んだクルマは1,500ccのごく普通のアクセラだったり、12SRとはいえマーチだったり、それこそお母さんのお買い物カーとしてよく街中で見かけるエッセだったりと、むしろスポーツカーを持ち込んだ事のほうが少ないです。
周りでもヴィッツとかサクシードとかフィットとか、もうスポーツカーで走っている人のほうが少ないのではと錯覚するレベルで普通のクルマで走っている人率が高いですし、参加した走行会ではアルファードやMPVなどのミニバンが爆走しているのを見た事があります笑(しかもどっちもミニバンとしては速すぎるタイムを出してました・・・(´・ω・`)
オイルが漏れて路面に垂れていたり、ブレーキが利かなかったり、そういった不具合がなければ別にミニバンでも軽トラでも何でもアリなのがサーキットです!
ただし中にはワンメイク(同一車種・同一メーカー)の走行会があったり、レースですと排気量などの規定がありますので、そこは要確認ですね。
あとサーキット走行はクルマにかなりの負担がかかりますので、故障防止のためにも走行前日などにエンジンオイルは交換しておきましょう。またLSD入り(特に機械式)のクルマの場合は、デフオイル(FF車/MR車の場合はミッションオイルと共通です)の交換も推奨します。ブローして車が壊れるという事態を避けられます。
・チューニング/タイヤ
サーキットを走っている多くのクルマは改造車ですが、じゃあチューニングが必要なのかというと基本的には必要ないです。
前述した通り不具合がなく、曲がる止まるに問題なければ何でもいいので、別にフルノーマルでも全く問題はありません。ぼく自身、スイスポはタイヤだけ変更してフルノーマル状態でサーキットに持ち込んだことがあります。
むしろ初心者のうちですと、足回りなども柔らかめのサスペンションのほうが荷重移動の感覚がわかりやすくて練習にはオススメかと思います。
ただブレーキパッドとブレーキフルードは安全のため、スポーツ走行対応のものに変更することをオススメします。純正でも基本的には走れますが、ハードな走行を繰り返していると純正のブレーキではすぐにフェードを起こすなど、ブレーキトラブルが起きる可能性があるので、あくまで安全のためにオススメはしますが必ず必要というわけではないので、ブレーキの効きは必ず確認しながら走りましょう。
タイヤに関しても、ヒビが入っているとか溝がなさすぎてワイヤーが出ているとか、ドライ路面でピンタイヤなど路面を傷つけるタイプでもなければ、何を履いていっても基本的には問題ありません。
ハイグリップタイヤでなければダメということはなく、ぼくの場合ですと8年前のエナセーブで走りに行ったことがあります(全くグリップはしませんでしたが笑)
ただタイヤは悪い物にして損をすることはあっても、良い物にして損することはないですから、そこは自分の予算や自分の技量、車の特性に合わせてタイヤ選びをするといいかもしれません。
シートだってノーマルで構いません。
ただしタイムを上げたかったり安全のためにフルバケットシートや四点式ないし五点式のシートベルト設置は推奨します。
あとはサーキット側や走行会主催側が規定する装備(ロードスターやコペンなどのオープンカー におけるロールケージの設置等)は必要になってきます。何が必要なのかも走行会主催やサーキットの公式HPを確認するといいでしょう。
・実際に走ってみよう
服装とクルマさえあれば、あとは勇気を振り絞って参加申し込みをするだけ!
そこでかかるのが走行料金ですが、これはどうしてもかかってしまうものです。
ですが走行料金の相場はフリー走行の場合ですと、大体20~30分で数千円で1~3時間くらいですと1万とか2万くらいです。走行会ですと数千円から走れるものもありますので、金額はよく確認してみましょう。
多分、走ったことがない皆さまが思っているよりは安いと思います!(実際初めて走った時はぼくもそう思いました)。
あとは不安要素は常連さんが怖いとか、速い人が怖いとかでしょうか。
そんなことはないです。
中には残念な方もいらっしゃいますが、基本的にマナーさえ守っていれば皆さん優しいですし、速い人は遅い人を勝手にうまく抜いてくれるので安心して自分のペースで走りましょう。
中には初心者向けの走行会もあったりしますので、そういうのに参加してみるのもいいと思います。
もし複数台で走るのが怖いという場合、ジムカーナに出るのもアリでしょう。
ジムカーナとは広い駐車場やジムカーナ場と呼ばれる広い場所に、パイロンなどを設置してコースを作って、そのコースをどれだけ速く走れるかを競う競技です。
・・・って書くと難しそうに思えますが、決してそんなことはありません。
何よりジムカーナはサーキットよりも速度域が低いですし、走行も基本的に一人ずつですし、ジムカーナで覚えたテクニックは何処に行っても応用することができるので本当にオススメです。
ぼくがよく行ってるシミュレーターのお店の人で、自身もサーキットを走られている方のお話ですと「ジムカーナやってる人は本当に上手な人が多いですし、タイム的にも速い人が多いです」とのことですし、走行料金もサーキットより安価なものが多いですので、一人でコツコツ腕を磨けるという点では本当にオススメできます。
一度行けばイメージはガラリと変わると思いますよ。
そして多分、沼にハマります。
気づけば通っていると思いますし、マナーを守って事故なく安全に楽しめることが出来れば最高に楽しい遊びですので、みなさん是非走りに行ってみましょう!
オススメ入門中古車 走り屋車編その2
その1はこちら
どうも、かほみんです!
まだまだあります、個人的にオススメなお手頃入門クルマ!
マツダ・ロードスター(NB)
中古相場30~190万円台(2020年現在)
これまで紹介してきたクルマはFF車ばかりですが、やはりFR車に乗りたいというアナタにオススメなのが、2台目ロードスター(NB)。1989年に初代ロードスター(NA)がデビューして以来、現在(ND)に至るまで人気を博し、モデルチェンジを重ねて愛されています。
NB型は1998年に登場し、2000年7月のマイナーチェンジではボディ剛性アップ、足回りの強化、可変バルブタイミング機構採用など、特に同時にハイオク化された1.8リッターモデルはより一層走る楽しさに磨きがかかりました。
一方、1.6リッターモデルは1.8リッターモデルと比べればパンチはありませんが、スポーツ走行の場面では非力さゆえにアクセルの全開率が高く、少ないパワーを路面に伝えるという楽しさが存在します。
そんなロードスター最大の魅力は、やはり走りの楽しさ。
オープンにして青空の下をのんびり走るもよし、特にNB型はモータースポーツユーザーに人気のモデルでもあるので、自分好みにカスタムしてモータースポーツにチャレンジしてみるのもよし。
軽量コンパクトかつ、当時から走る歓びを追及し続けているマツダの軽快なハンドリングは、きっとあなたのドライビングテクニックを伸ばしてくれることでしょう。
手頃で楽しい、自然と走りたくなるライトウェイトFRスポーツ。
それがロードスターというクルマです。
またNBは年式的には古いほうであるため、もちろん消耗品の故障等はありえるでしょうが、NBに限らずロードスターという車種は致命的な故障が少ないことにも定評があります。
そういった意味では価格はNB以上に高騰してきていますが、部品供給を再開しているNAや、3代目の最もパワフルなNCもオススメできる車種といえるでしょう。
他に安価な中古FR車としては同じマツダにRX8がありますが、ロータリーエンジンという特殊なエンジンを搭載しているため、メンテナンスには知識とコストがかかること。中古車は特にエンジンオーバーホールの必要がある可能性も否めないので、もちろん好みではありますが個人的にはロードスターがオススメです。
ロードスターでサーキットを走ってみたい、という方には一つ装備していただきたいものがあります。
それはロールケージです。
ロードスターはオープンカーであるため、安全上の観点からロールケージの装着を義務付けているサーキットがあります。装着していなければ走れないという場所があることと、万が一のクラッシュ時に確実にロールケージは命を守ってくれますので、フルバケットシートと四点式以上のシートベルトとセットで導入をオススメいたします。
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まだまだありますが、仕事が忙しすぎて書く暇がないのでこの辺で!
また次回!
オススメ入門中古車 走り屋車編その1
どうも、かほみんです!
コロナ渦だからこそ、三密を避けつつ楽しめる車遊びは大変魅力。
「でも最近スポーツカーは値上がりしすぎて買えない・・・」
「名だたるスポーツカーはもう古くて部品も出ない・・・」
「新型モデルはどれも新車価格が高くて買えない・・・」
そこで免許を取ったばかりの人、運転を楽しみたい人、モータースポーツをやってみたい人向けに、個人的にオススメなお手頃入門クルマを紹介していきたいと思います!
<条件>
- 中古車価格100万円以下の購入しやすい事
- 2000年以降の比較的部品を調達しやすい車
- 走って楽しい、チューニングベースとして素材がいい事
- 入門車両として扱いやすい事
・ZC31S スイフトスポーツ
中古相場20~90万円台(2020年現在)
カタログスペックはこちら。
スズキのコンパクトカー「スイフト」をベースに、走りの装備を盛り込んだスポーツモデル「スイフトスポーツ」の2代目モデル。
このクルマは現在私も所有している1台で、胸を張ってオススメできる一台です。
- 中古相場が安くて残存数も多い
- 搭載されるM16Aエンジンは頑丈かつ故障が少ないこと
- 人気車種なのでアフターパーツも多くチューニングの幅が広い
- アクセルで姿勢を作りやすくアンダーオーバーな走りの特性
なんといってもこのクルマは走りがイイです!
タイヤのみ215/45/16インチのポテンザRE71Rに変更し、ノーマル状態で十勝サーキットのジュニアコースに持ち込み試走してみましたが、アクセルコントロールで自由自在に姿勢を作れるコントロール性の良さに素直に関心しました。
裏を返せば攻め込んだ時、荒っぽく乗ればノーマルでも比較的容易にリアが流れ出します。
弄った時のセッティングにもよりますが、アンダーステアにもオーバーステアにもなるので、ドライビングの基礎を学ぶには良い教材と言えるでしょう。このクルマを完璧にコントロールできるようになった日には、かなり上達していると思います!
1.6リッターで最高出力は125馬力と、決してエンジンにパンチがあるわけではないですが、軽快に吹けてくれるのでワインディングなんかを走っている時は気持ちいいですし、サーキットに持ち込めば全開率が高くて楽しいことは間違いないです。
もし不満を覚えたらモンスタースポーツをはじめ、数多くのアフターパーツメーカーよりエンジンチューンのパーツやプランが存在し、メカチューンのまま150馬力を出したり、ボアアップやターボ化・スーパーチャージャー化など選択肢も豊富です。
オススメはマイナーチェンジ後の2型以降(2007.5/24以降)です。
ギア比の変更、バブルスプリング改良とレブリミット向上(1型:7,000rpm→2型:7,500rpm)など大幅な改良が行われ、純正時の戦闘力もチューニングベースとしてのポテンシャルも1型より大幅な向上を見せています。
しかし1型でも十分楽しい車に仕上がっていますし、中古相場も1型は特に安いので、お財布と相談しながら選択するといいでしょう。
(ちなみにわたしのスイスポは1型です・・・)
共通して言えることは、この型のスイフトスポーツから電子スロットル(略して電スロ)が採用となっていますが、この電スロのレスポンスが悪いです。
安上がりにレスポンス向上を図るなら、スロットルコントローラーの導入をオススメします。
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また十勝サーキットを試走したところ、純正ブレーキでは5週も走ればフカフカになってしまいますので、ハードなスポーツ走行をされる方は最低でもブレーキパッドは交換したほうが安全でしょう。
元スイスポでサーキット走行をしていた知人曰く、WinmaxのAP2というブレーキパッドはコントロール性もよくトータルバランス的にオススメとのことです。
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ちなみにZC31Sの型よりAT車の設定もありますので、MT車をお求めの皆様は検索条件をMT車に絞って探すことをオススメします。
・AK12 マーチ12SR
中古相場20~90万円台(2020年現在)
カタログスペックはこちら
冒頭の写真にもありますこのクルマ。
3代目マーチに設定されていたスポーツグレードで、日産のグループ企業であるオーテックジャパンが手掛けたメーカーチューンドカーです。
- 中古相場が安くアフターパーツも豊富
- オーテックによってチューニングされたバランスの良さ
- 軽量コンパクトでキビキビ走る
- 純正エアロがカッコいい
このクルマも過去に所有していました。
このクルマも納車時はフルノーマルでしたが、一番驚いたのはエキゾーストノートです。
もちろん純正品ですので車検が通る範疇ですが、とても純正マフラーとは思えないスポーティなサウンドを奏でてくれます。
というのもこの12SR、1,200ccのエンジンで110馬力(前期型は108馬力)を絞り出すために圧縮比アップ、ハイカム、軽量フライホイール採用と徹底的なチューニングが施されており、特にわたしが所有していた後期型はポート研磨に専用エキマニの採用など、これが純正のコンパクトカーと唸らされる本格的な純正チューニングカーでした。
当然、足回りもオーテックの専用品。
ボディ剛性もベースのマーチより上がっているため、その軽快に吹けるエンジンも相まって、決して速くはありませんがキビキビ走る楽しいクルマでした。
そのままでも十分楽しいですが、それでもメーカーチューンという事でマージンはとっていますので、内に秘めたポテンシャルはさらに高いものがあります。
日産のモータースポーツ系子会社のNISMOでは現在でもECUセッティング(通称NISMOスポーツリセッティング)を展開しており、これを行うだけでもだいぶ化けます。
もっと安価に楽しむなら好みもありますが、あくまで私のオススメとしてはピラーバーの装着はオススメです。ハッチバック車はどうしてもリアの剛性が低いのですが、たった一本の棒を入れるだけでそれが向上する結果、クルマの動きがより機敏になります。
フロントにストラットタワーバーを入れる以上に、1万円以下で体感できるのでオススメです。
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足回り関係でいうと、私はBLITZの車高調整式サスペンション(車高調)を使っていましたが、減衰力調整幅が広くセッティングしやすかったのと、硬すぎず柔すぎずでストリートからサーキットに至るまでオールマイティに使えて、新品でも10万円以下と車高調としては安価で、とても乗りやすくて曲がるクルマに仕上がりました。
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マーチの難点としましては、フロントのタイヤハウスが狭いこともあってホイール選びに苦労するところはあります。
飲めても6J(ホイール幅)・オフセット+38が限界といったところでしょう。
好みはありますが、オススメはNISMO-MM8というホイールです。
こちらE11ノートの純正オプション設定にもありましたホイールですが、製造はRAYSで軽量かつ頑丈な鍛造ホイールで、オフセットも+50と12SR純正ホイールと同一ですので、このまま車検に持っていっても何ら問題はないという優れものです。
ただし一部は製造廃止のため新品購入は難しいですが、ヤフーオークションなどで中古品は出回っています。
見た目重視か、機能重視か、ホイール選びもクルマ遊びの醍醐味ですね♪
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それと、購入するなら後期型をオススメします。
前期型からエンジンチューンが施されてパワーアップを果たしているという点もありますが、パワステのセッティング等も重めに変更されていて、前期以上に走る楽しさに磨きがかかっています。
中古相場も前期/後期でさほど差はありません。
しかし前期型のみ3ドアの設定があり、後期型は5ドアのみ。
3ドアボディは人気があり、比較的高値で取引されています。
好みで選ぶといいでしょう!
いかがでしたでしょうか?
上記の2台は所有している(していた)こともあって、胸を張ってオススメできる走り屋さん志望向け入門車たちです。
他にもありますが、長文になっちゃいますのでその2へ続くということで・・・。
それではまた!